どの道をいくべきか⑧
私はアダルトチルドレンかもしれない。
若干のADHDかもしれない。
父は自己愛性パーソナリティ障害かもしれない。
いや、境界性かな?
うつ病かもしれない。
母も少しADHDかもしれない。
何度も何度も繰り返し考えてきたことだ。
答えは出ない。私は専門家じゃないし、自分のことが仮に少しわかっても
(もちろん自分のことでさえ理解するのは難しいと、私は思う)
他人のことなんてわかりゃしない。せいぜい近しい人について、すこーし
分かる程度だ、と思う。
両親のことを考えるだけでハラワタ煮えくりかえって、仕事ですら集中できない。
涙が出てくる。集中できない。心がそういう考えにとらわれて、”自分”が大丈夫ではない日は母からのラインを無視する。平常心でいられて、”自分”が確立している調子がいい日はまともに返す。そんな自分にさえ正直懐疑的に思う。でも仕方がないし、自分にそれを許す。
そんな日を繰り返してきた。
何度も何度も何度も何度も。
そうすると、やはり不思議なもんで、「もういいかな。」
と、ふと思える瞬間が出てくる。
でも次の日には、そんな風に思った自分に「何考えてんだ」と思ったりする。
きっと、私は「道の途中」なのだ。長い長い、一つの線の上だ。もちろん、
時に分かれて、くっ付いて、先は見えないし。
でも同じことの繰り返しを経て、少しづつ何かが変わっていく。
先がある。停滞のように見えて、きっと先がある。
そう思っている。